ハニケンです。
皆さんは、読書はしていますか?
最近、本はほとんど読まない人が多いですね。
文化庁が2019年に行った調査によると、本を読む人は日本国民の52.6パーセントというアンケート結果がでております。
ネットで情報を得られるから本は読まないという事なのでしょうか?
私の感覚ですが、ネットで得た情報は見てながめて終わってしまう。
となると、あまり記憶に残らなくなってしまう。
そんなことが良くあるのでないかと感じます。
本を読む人と読まない人の差
日本人の約半数は本を読んでいるという事ですが、本を読んだ人と読まなかった人にはどのような差があるのでしょうか?
実は、本を読む読まないで多方面にわたって決定的に差が出てしまうという調査結果があります。
集中力の差
本を読んでいる人は集中力が高く、集中して本を読み続ける事が可能です。
一方、本を読まない方はすぐに他の事に気が行ってしまい、SNSをやってみたり、ネットを見たりしてしまいます。
知識量の差
本はさまざまな知識を提供しているのですが、本を読まない人が漫然と時間を過ごしている間に、本を読む人は本からさまざまな知識を授かります。
思考力の差
本を読むことで思考力が身につきます。思考力とは「全体を構造化する力」と「重要な点を見つける力」のことです。この思考力は本を読む中で自然と培われていくもので、本を読めば読むほど本を読まない人との思考力の差は開いていきます。
発言の差
本を読む人の発言は深いです。発言の裏にある膨大な知識量が、発言の深みを出しています。一方で本を読まない人の発言は浅いです。一言ひとことがパッと出てきたように感じられ、深ぼるとすぐボロがでてしまいそうな危うささえ感じられます。
年収との関係
2009年 日経新聞の調査で、年収800万円以上の人は、月額書籍購入費平均が2,910円。
それに対して、年収400万円~800万円の人は2,557円、さらには、年収400万円未満の人は1,914円という結果が出ています。
年収が高いから本を読むのか、本を読むから年収が高くなるのか、因果関係は定かではありませんが、年収と読書量は比例しているという結果になっています。
「Business Management Degree」によると、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットのような大富豪を含む富裕層と年収300万円以下の差について調査した数字がでております。
- 富裕層の88%が1日30分以上ビジネス書などを読むが、年収300万以下層は2%だけである
- 富裕層の86%が読書家であるが、年収300万以下層の26%が読書家である
- 富裕層の63%が移動時間にオーディオブックを聴いているが、年収300万以下層は5%だ
さらに、雑誌「プレジデント」によると、年収1000万円以上の人は読んだ本や内容について話す相手がいるということが記載されています。
Amazon オーディオブック
Amazonには、オーディオブックのサービスが用意されております。
Audible(オーディブル)は、プロのナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスです。
30日間無料で体験できますので、この機会に体験してみる事をおススメします。
オーディオブックは移動中等でも聞いて読むことが出来ますので、今まで読まなかった本を耳から読むことで、本を読む習慣を作って行ってはいかがでしょうか?
本の種類も沢山あり、ビジネス書から小説、流行りの本まで豊富に用意されております。
理解力
理解力も本を読む人と本を読まない人で差がでてしまいます。教育心理学研究の『複数の読書量推定指標と語彙力・文章理解力との関係』によると、読書量が理解力と相関関係にあると結論付けています。理解力が低いと話についていけなかったり、コミュニケーションが上手くいかなかったりと生活において大きな弊害があります。
本を読む人が見ている世界
本を読む人と本を読まない人では見ている世界が変わってきます。本を読む人は本から得た知識や思考力から、見えているものや聞こえているものの背景や全体像まで感じ取ることができます。それゆえ本を読む人と本を読まない人が同じものをみても違う感じ方をし、本を読む人はメディアなどに踊らされることも少ないのです。
ネット系で人をダマすような方々は、『情弱』と呼んでいる人をターゲットにしています。
『情弱』とは、情報弱者の事ですが、情報資源に満足にアクセスできない人や、情報を充分に活用できない人を指す俗称です。
しっかりと情報をつかむようにしないと、ダマされてしまう。
怖い世の中です。
本を読まない人が見直すべき習慣
本を読む人と読まない人で色々な差が出てしまう事が分かってきたのですが、それではどのようにすればよいのでしょうか?
付き合う人
本を読んでいる人と付き合うことを意識しましょう。読んだ本の感想を述べたり、意見を交換し合ったりすることでお互いに良い刺激を与え合うことが期待できます。
時間の使い方
今まで本を読んでいなかった人が本を読む人になるためには新たに時間を捻出する必要があります。時間捻出のおすすめの方法は以下の通りです。
- 一日のやることを4つに区分する。
A:緊急度大重要度大 (仕事や育児)
B:緊急度低重要度大 (食事、勉強)読書はこの区分としましょう
C:緊急度大重要度低 (家事等)
D:緊急度低重要度低 (余暇) - Cに区分されていることをできる限り減らす。
家事代行等を利用するのも良いでしょう。 - Bに使う時間を増やす。
- 一日のやることを4つに区分する。
今のお金の使い方
お金の使い方を見直して本を読んでみましょう。本から得られるものの大きさを考えると、1冊500円から2000円程度ですのでとても安価です。ゲーム等に課金するのも楽しいでしょうが、重要でもない事にお金を使っていないか考えましょう。
お金に関する事はこちらの記事に記載の本をお読みください。
お金の貯め方や、悪い人たちからの守り方について丁寧に解説されておりますよ。
【お金が欲しい!】まずはお金の事を知ろう
本を読む人になるには習慣化が重要
一般的に人がある事柄を習慣化するには66日かかるといわれています。今まで読書習慣がなかった方の中には継続する事に苦に感じる方もいるでしょう。しかしそのなかでも続けることが大切なのです。最初は大変でも続けることで本を読むことが習慣となり、今まで自分が持ち得ていない理解力や知識、思考力が蓄積されていくことに気が付くでしょう。
本を読んでいなかった人が気をつけるべきこと
本を読む目的を考える
娯楽目的で本を読むのか自己研鑽目的で本を読むのかなど、目的によって読み方や読む本が変わってきます。自己研鑽を目的として本を読んでいるのに、本を読むことに満足してしまって何も学び取っていないようじゃ本末転倒となってしまいます。本を読むにあたっては「本を読む」という事が目的ではなく、本の内容について考えるようにしましょう。
ネットでも情報は集められる
情報収集目的で本を読んでいる人は、一度「ネットでもこの情報は集められるかも」と考えましょう。ある一部の情報のみを得たい場合はネットでも集められることが多いです。一方で体系的に情報を集めたい場合や正確かつ深い情報を集めたい場合は本で集めることをおすすめします。
ネットには誤った情報なども散見しており、その情報は正しいのかを見定めていくスキルが必要となっております。
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