思想

【なぜ?】私が会社を辞めた理由

ハニケンです。
私は新卒で入社してから同じ会社で21年勤めてきました。
21年もありますから、入社してから様々な出来事がありました。
まずは簡単に自己紹介がてらどうして辞めるにいたったのか、お話します。

会社での21年

具体的な社名は言えないのですが、私は一部上場企業と言われる会社におりました。
大枠でいうと情報メディア関係です。

入社~3年

一部上場企業に在籍していたといいましたが、実は私は入社時は子会社に入社したのですが、入社後3年程経った頃、親会社と統合となり、在籍していた部署ごと親会社に移籍となり、自動的に会社がグレードアップしました。
仕事の流れ等思い返すと、親会社からの仕事しかなく実態は名目上の子会社だったようです。
話しを戻して、私が入社したころは就職氷河期と言われていた時期の就職でしたので、あまり選ぶ余地もなく入社しましたので、入社前はとりあえず3年やってみようなんて思っていたのですが、3年経った頃には現実的には会社を辞められるような状況でもありませんでした。
自分の人生的にも家族が増えたりして、辞める事を考える余裕もなくなっていた部分もあります。

 

4~10年

後輩が入ってきたり、先輩や同僚が居なくなったりで何となく忙しいまま、若さで過ごしていました。地位も着実に上がりつつ、会社に上手い事転がされていました。
時代的な問題もありますが、仕事がデジタル化へと変貌をとげる良い時代でした。
コンピューターの処理速度は遅く、処理を掛けると演算がしばらく止まらない様な作業を行っておりました。
当時は残業が100時間とか行ってしまうような時もありましたね。
私はそれは割と平気でした。身体は丈夫で鈍感かもしれません。今では法律でそんなに残業してはいけない事になっていますよね。

10~16年

あまり変わらずに過ごしていました。会社が引っ越して通うのが遠くなってしまったりもあり、時々辞めたい!なんて思ってみたりもしましたが、自分の会社でのポジションや家庭の事を考えた時、この会社を辞めてやって行ける自信が持てなかった部分もあります。
また、その頃に労働組合の委員を引き受けて組合活動にも参加させてもらい、これは自分に合っていて楽しく過ごせていたので、辞める事を忘れていました。
組合活動を通して知った事は人生で大きい勉強となりました。

17~21年

部署移動となり、今までとは毛色のちがう職種に変わったのですが、これもまた自分に合っていたので、楽しかったです。ただ、ちょうどその頃に人生の転換を考える事が起こります。

具体的には私の長男が病に侵され、約二年程の闘病の末に旅立ってしまいました。
中学2年生でした。
そこで私の考えも大きく変わりました。

『人間にはいつか終わりが来る』

心から痛感しました。
小学校卒業までは全くの健康だと思っていたのに、いきなりですよ。

人生について、考えさせられましたね。
もっとこうしてあげればよかった。とか、今でも思い出してしまいます。

 

なぜ辞めたのか

会社側の都合等で辞めざるを得ない場合は辞める理由など無いとは思いますが、自分で決めるとなった場合は、恐らくどなたも何か思う事があったうえで退職となりますよね。
私は、なんとなく辞めたいと思いながらあれよあれよと20年も居たのです。

そして、簡単に『辞めます!』と言える立場では無くなっておりました。

そんな中で、会社の経営状況もあまり良くない状態になっており、会社の方も早期退職者を募集し始めるような状況となっているのでした。

自分がいる業界の状況、自分の年齢、そしてこれからの生き方を考えた時に、今のタイミングで動くしかないだろうと判断し、思い切って辞めました。

同僚に相談すれば、引き留められてしまうのでないかと考え、誰にも相談せずに決めたので、ご迷惑おかけしたことは反省しております。

最終的には、同僚たちには丁重に送り出していただきました。

辞め際

辞めると決めた際は、できるだけ穏便に辞められるようにしましょう。
自分がやっていた事を放り投げて強引に辞めたりすると困ってしまう人がでます。

引継ぎ等をしっかり行い、居なくなった後でできるだけ残された人が困らぬよう準備をしましょう。

自分がやられたら困ると思う事を他人にしていると、どこかで自分に返ってくるのでないかと私は考えております。事業をしていると、稀にワガママな方にお会いすることもございます。
私はそれも勉強と思って対応いたしますが、その方と今後にわたってお付き合いしたい気持ちにはなれません。
お互いに気持ち良くお付き合いができると良いですね。

個人的見解

私が会社を辞めてフリーランスとして独立した理由ですが、何個か理由があります。

  • 40歳になった年だったので、実際の所、年齢的に転職先が限られてしまう
  • 元の業務が限定的な業務だったので、年齢的にも他の業種では採用されにくかった
  • いつかは、独立して商売してみたかった
  • 上手く行くかは分からないが、やりたい事をやってみようという決心

特に後ろの2つが大きかった所です。

私がお伝え出来る事

会社を辞めたいなぁと思っているあなた。
辞めてしまうのは、ある意味簡単です。ですが、一度辞めたら戻れません。

一度は、冷静になりましょう。
今の時代、会社にいながら副業をする事ができる会社も増えてきましたね。

やってみたい事があるのであれば、まずは、副業としてやってみると良いのでないかと思います。
それで、この仕事で生きていくと思えるのであれば、その時点で考える事をおススメします。

副業が絶対に出来ない環境と言うあなた。
会社にバレてしまうまで頑張ってみるのも一つのやり方だと思います。

置かれた環境を追い込んで、そこで頑張っていくしかない状況にするのも一つのやり方だとは思います。性格によっては、その方が良い結果になるタイプの人もいますよね。

やってみたい事と、やっていける事は同じにならない場合はあると思います。

私は、辞めてしまってから頑張ったタイプです。

 

最後に

今年はコロナウイルスと言うどうにもならない事態になってしまい、お会い出来ておりませんが、会社を辞めた後も、元会社の同僚とお会いしてお話させて頂けている事、感謝しております。

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